いちごの栽培が盛んな新潟市石山地区。新潟のブランドいちごとして有名な「越後姫」が栽培されています。「越後姫」は平成8年にできたブランドで、県外のいちごに比べ柔らかく香りの良さが特徴です。特に1月～3月の一番花からは、つややかな大粒の実がなります。

 

 

越後姫は、農家さんと土の愛情をうけて産まれる新潟のお姫様

高山さん（石山地区）の栽培する越後姫は、地面に盛り土をして苗を育てる昔からの土耕栽培によって育てられています。現在主流の土を使わない高設栽培や養液栽培は、肥培管理など栽培技術がマニュアル化され品質を安定しやすい栽培方法です。土耕栽培は、高設栽培よりも重労働で病気などを気にしなくてはいけません。高山さんがそれでも土耕栽培にこだわるのにはわけがあります。
おいしいいちごを作るため、こまめに実や葉の様子を見て土の質を考えて育てます。土耕条件を理解し経験と技術がないとできません。その結果、他の栽培方法では表現できない土耕栽培最大の強みである、いちごの本来の甘さや深み・コクがうまれるのです。一粒一粒宝石を扱うように手間をかけるからこそ生まれる新潟だけのいちごです。

 

 

いちご「越後姫」

出荷時期：3月〜6月
栽培地域：石山地区

 

紹介した農家さん

高山 玲子さん／石山地区

 

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